「5デイ」ワークショップについて

「5デイ」が、本ワークショップのメインとなります。

「5デイ」では、米大学での一学期分の授業を、5日間で行います。
といっても、スパルタではありません。
楽しくリラックスして、気持ちの良い「場」を作り、仲間と一緒に成長することができます。

「脳の右側で描け」で紹介されているメソッドを、1つ1つ実践し、感じたことや気づいたことをみんなで共有(フィードバック)し、最後に自画像にチャレンジします。

こちらの方がレポートをあげていらっしゃいます。
ご一読いただくと、5デイの雰囲気がつかめると思います。

絵を描くのにオ能はいりません。
たった5つの技法を身に付ければいいのです。

絵を描くことは、読み書きと同様に習得できる技能です。
「~できない」「~しなければならない」などの考えはすべて左脳的思考であり、この左脳の影響を少なくすれば、創造的な右脳を活性化させることができるのです。
「アート・アンド・ブレイン」で学ぶのは、描く技術でなく物の見方に気づく技術。
この技法を一度身に付ければ、日常生活の中でなにげなく眺めていた物や事柄が、これまでとはまったく違って見えてくることに驚かれるでしょう。

1日目 物と物との境界線に気づきそれを描く

手と手をとりまく空間の境界線、指と爪を分けている境界線に気づき、その線だけを1ミリ1秒の速度で見、視線の動きと鉛箪を持った手の動きを合わせる訓練をします。
(現代人は物を認識する視覚認識の目の速度がとても早い。それを1ミリ1秒まで落とす=物を見る速度を極端に落とす=物を良く見るようになる)

2日目 物を取り囲む空間、”間”を描く

手が入るフレームを教材にしながらも、手を描くのでなく、フレームを描くのでなく、手とフレームが作る空間、「間」を描きます。ここでいうネガのスペースとは、もともと日本人が持っている「間」の感覚。それに気が付いて「間」を描き出します。

3日目 遠近法を、物と物の相互関係で描く

従来の遠近法でなく、距離を相対的にとらえて描きます。人間の目は錯視します。それを科学的に見ながら、個々の形、長さを認識して自分の目安をつくり、そこから相対的に計っていく方法。苦痛を伴わない遠近法です。

4日目 光と陰。明部と暗部を段階を追って見る

今までの境界線、間、遠近法、を全て使って、受講者同士がそれぞれ横顔を描きます。モデルになり同時に絵描きになる体験。
一度だけ会った人の名前は忘れても描いた人の顔は、一生覚えているもの。ビジュアルの記憶や、認識が良くわかる一日となるでしょう。

5日目 全体を認識して(ゲシュタルト)自画像を描く

4日間で学んだ「見方」を総合させます。右モードの「見方」を自分を正面から「描く」という行為で完結させる最終日。楽しく、夢中で気づいたら5〜6時間経っていたという体験。
同時に、右モードで描いていたら集中力もついていたという経験もできます。

条件

絵が劇的に上手くなるのは 右モードを活性化して、視点が大きく変わるからです。
そのため、見方も大きく変わってきて疲れが出る方も多くいらしゃいます。
ふだん使わない頭の使い方をするので、不思議な疲れ方をしますが、それは脳が活性化している証拠だと思ってください。
5日間全て出席できる方を対象としております。
また、長時間の講座で疲労しますので、特別な理由がおありの方以外は、隣接する施設への(特に初日と2日目)ご宿泊(個室です)をお願いしています。

日時

だいたいゴールデンウィーク、秋、冬の年3回ほど実施しています。

現在決まっている5デイワークショップの予定は、以下のとおりです。
日程が変更になる場合もありますので、スケジュールの詳細は新着情報をご確認下さい。

  • 終了しました2024/09/19(木)、2024/09/20(金)、2024/09/21(土)、2024/09/22(日)、2024/09/23(月)(5日間連続)
  • 終了しました2024/04/27(土)、2024/04/28(日)、2024/04/29(月)、2024/04/30(火)、2024/05/01(水)(5日間連続)
  • 終了しました2023/04/29(土)、2023/04/30(日)、2023/05/01(月)、2023/05/02(火)、2023/05/03(水)(5日間連続)

以降の予定は確定次第、発表させていただきます。

場所

現在は都内を中心に活動しております。詳しくはお問い合わせください。

受講料

受講料は税抜 150,000円(画材全て込み・税込 165,000円)です。(2023年から)
また、5デイを受ける方は、隣接する公共施設に宿泊されることをお勧めしています。(普段の生活にはない疲れ方をするので)
宿泊する場合、当方で予約を承ります。

5デイでは、疲労や大きな画材を持ち運ぶなどの体力的負担を軽減していただくため、少なくともワークショップ1日目と2日目はご宿泊いただくように、強くお勧めしています。 

宿泊費

宿泊費は5,740円/日となります(2022年1月から)

参加方法

完全予約制です。
詳しくは、「予約方法/お問い合わせ」をご覧ください。

注意事項

ワークショップでは撮影、録音を禁止します。

ワークショップを受講された方の感想

  • 今でも忘れられないワクワク感

    2001年にはじめて受講しました。かれこれ20年以上前になりますが,今でも鮮明に覚えているのは,受講中ランチの時,ふと外に目を向けた瞬間のこと。代々木公園の木々…

  • たのしくやっていい

    自分自身とたくさん向き合い、考え方や物の捉え方を、根っこから変えていくきっかけをもらえました。世界がとても美しく見えるようになりました。日常にさっそく揉まれてい…